慰謝料

慰謝料とは、離婚原因をつくった相手から精神的苦痛を受けた場合、その苦痛を癒すために支払われるお金です。離婚理由が性格の不一致である場合など、どちらが悪いとはっきり言えないような場合には慰謝料は発生しません。

慰謝料の金額の決め方

慰謝料の金額については、明確な基準はありません。同じ理由であっても、請求する側が離婚したい気持ちが強い場合は 「慰謝料は低くてもかまわないから早く離婚したい」となるでしょうし、逆に支払う側が離婚したい気持ちが強い場合は「支払が高くなってもかまわないから早く離婚したい」となるでしょう。

慰謝料の金額を決定する際に考慮される要素は以下のとおりです。ただこれはあくまでも目安であり、明確な基準はありません。また慰謝料の金額について裁判で争うようなことがあった場合、同じケースでも裁判官によって金額が違ってくることもあります。

「相手に提示された慰謝料の金額は妥当なものか?」

「このくらいの金額を相手に慰謝料として請求したいが金額は妥当か?」

などを知りたい場合は、弁護士などに相談してみるのもよいでしょう。

慰謝料の金額を決めるうえで考慮に入れるポイントを以下に挙げます。

  1. 離婚原因
    • 一般には不貞行為の慰謝料は高い
  2. 有責行為(離婚原因となった行為)の内容
    • 故意なのか過失なのか、一時的なのか長期なのか等が考慮される
  3. 婚姻期間
    • 長ければ長いほど高くなる
  4. 資力
    • 支払能力が考慮される
  5. 責任の割合
    • 一方的に責任があるのか?双方に責任があるのか?改善の努力はしたか?などが考慮される
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