弁護士 三浦 絵莉子(みうら えりこ)
あなたのお気持ち,しっかり受け止めます
多くの人にとって弁護士に依頼をする機会というのは一生に一度ぐらいでしょう。事件によって人生が大きく変わってしまう人もいる。だからこそ,法律的にはどうということのない問題でも,依頼者にとって大切な問題であればしっかり受け止めていきたいと考えています。
例えば,高齢の方で,相続財産である住居に居住しておられる方だと,事件の帰趨によっては今後の生活が左右されることになる。また,財産の帰趨以上に親族に対する今までの思いのたけを事件にぶつけてこられる方もいる。相続事件は依頼者や関係者の人生の多様な面にかかわる事件類型なので,今後も多くの経験を積みたいと考えています。
私の抱く弁護士像は,もっぱらリーガルドラマなどから。依頼者のために全力で戦うというイメージです。自分が弁護士になった今もそのイメージは変わっておらず,まず依頼者の目指すところがあり,そこに到達するために,相手や裁判所を説得していく仕事だと思っています。
なので,書面の作成には力を入れています。相手から反論の書面がくると,俄然燃えてきますね。ゴールに到達するために,何を目的にこの文章を書いているのか,という点は常に意識して起案するように心がけています。
小さいころの夢は博物学者でした。
小学生の頃,上野の国立科学博物館で黙々と恐竜の骨格をスケッチしていました。
人間の脳や心理などに興味があったので,大学では,認知脳科学科という専門学部に入りました。人間の脳の中の電気信号を観察したりするところで,授業はとても楽しかったのですが,研究者よりは直接依頼者に喜んでもらえる仕事がしたかったので,知的好奇心を満たせて自分の腕一本で勝負できる弁護士という職業を選びました。
最近の趣味は,筋力トレーニングです。バーベルを上げたり,マシンを使ったりの筋肥大を目的としたトレーニングを行っています。やればやるほど結果が返ってくるという点が気に入ってます。現実社会では,いつも努力が報われるとは限りませんが,「努力は無駄ではない」という経験は必要だと思うので,筋力トレーニングはしばらく続けていこうと考えています。